2013年2月5日火曜日

(再録)自転車が教えてくれる“in the place to be”。




Photo by Kaoru Kuwajima






 2年前より有志で『TWEED RUN OSAKA』というイベントを開催しておりまして、今年も3月2日に開催が決定したのを受けてスルっと投稿。
 昨年のイベント前後に開催された[スタンダードブックストア]でのトークショーの折にお配りした小冊子、それにピュッと書いた“自転車”をテーマにした原稿を備忘も兼ねて再録しておきます。


 4月に発売となる、1冊街暮らしの特集にあくせくしているただ今、街場にアクセスする生活の仕方を考えていますが、うーん別に大きなサクセスなんていらないけど、accessばりの夢を見たいから! ってことでゴー!






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 Meetsという雑誌に携わっている手前、まずは街の話をしましょう。この[スタンダードブックストア]さんがある心斎橋・なんばエリア、いわゆる“ミナミ”は、人の動線が年単位で変わる場所。コンテンポラリーなデザイナーズ飲食店が乱立した東心斎橋、そしてエヴィスや浜崎健さんを中心とした南船場ときて、その後は大手セレクトショップが進出した堀江、最後に新町…と、エリア単位で街が膨張してきた過去があります。影響力のある人や店を中心に、点が線となり、ストリートが生み出されてきた。でもこの数年で広がるべきエリアがなくなり、事情が変わってきました。今はクラブやライブハウスの摘発、アメ村からのショップ撤退もあり、駅近の心斎橋筋商店街一極に人が集中している状況で、道一本渡ることさえ億劫なムードを感じます。底抜けの不況で街も人も体力がなく、情報の大奔流にただ漂っているムードすら。
 そんな元気がない、と言われがちなミナミで遊ぶのに急浮上してきたのが、自転車というツール。前述のエリアの壁を悠々突破、マージナルでマイペースに営まれている店を、自分のライフスタイルに合わせて選ぶ、感度の高い人が出てきました。アクティブなファッションに身を包み、各地で開催されているマルシェやイベントを自由に往来、フィットするコミュニティに顔を出す。ここで気付くのが、街で生きるあらゆる人が、自分にフィットする“場”を切実に求めているということです。

 要は、全員が消費者であり、作り手でもあるという時代の牽引車の一両に自転車はあります。ツイッターやフェイスブックといった三次元の場、雑誌やZINEといった二次元の場、そして自転車で行くお店やイベントの現場といったリアルな場、すべてに関わり一緒に遊ぶというのが今の街的生活というわけです。それは、どんな“場”にも顔を出していく、共にオモロいを創りだしていく「共犯関係」とも言えます。先日開催したツイードランを例えにすれば、参加した皆さんのファッションレベルの高さに「負けてるな〜」と舌を巻きましたが、彼らは参加することで、「自分がお洒落していく場」を生みだした、ということですね。

 今必要なのは、スチャダラパーの言葉を借りれば「in the place to be」。情報だらけの時代で、自分がいるべき場所の確認です。そして、私やミーツの軸足でもある、体験と感動、です。これから街で生きていくならば、時代のスピードの加速装置、自転車に乗らない“足”はないでしょう?


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 イベントの詳細については『TWEED RUN OSAKA』Facebookよりどんぞ。



 立春のみぎり、大あくびカマしたバグ・クルーがもじもじ&セイハローするってさ! 焦るよね。もう球春だって到来してるんだもの。アズスーンナズパッシブルつまり“A.S.A.P.” a.k.a. ツツ一杯=ムナツキ八丁で、KATAFUNしめこんでアヴァンギャルドで行こうよ! 




all Text by K.Fujimoto











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