2011年10月19日水曜日

大マラよいとせのこらせ。

Photo by Shungo Takeda





 ライオンズがバファローズに一毛競り勝ち逆転優勝。

 ものごころ付いて近鉄ファン、現阪神ファンであるならば、バファローズの岡田監督の“洗練”とかけ離れた言動がどうにも好きなのは道理、その彼が、実父を連想させる禿頭のナベQに、よりによって「一毛差」で負けるとは。どこのやくみつるが、山藤章二が、こんな風刺を描けたでしょうか! 

 「負けが教えてくれることもある。これはいい機会」と半泣きで強がる彼を見て、遅い夕食を摂っていた僕は、不覚にも冷や奴を噴射。ランチョンマットに白い花を咲かせてしまいました。そう彼に言わしめたのが、ライオンズ不惑の星・西口文也40歳の熱投だったのであり、数分間のニュースに浮かんでは消えていった“いい顔”に校了疲れもどこへやら。勇躍、サポートタイツを穿き込んでランニングに出たのであります。

 

 改めましてこんばんは。久しぶりの更新につき、たっぷりの前置きを添えて。気持ちの良い秋、土瓶蒸しに渡り鳥、そして菊人形。街暮らしの折々に、感じられる季節もさまざまです。
 「何を勇躍、ランニングに出とん」という貴方、勇躍せんならん理由はすなわち大阪マラソン略して大マラ出場のみことのりが私に出たことにあり、三十路を迎え崩れゆく体型、急降下する健診の判定、相次ぐ首班の交代、TPPへの懸念といった事情を差し引いてもまったく未体験ゾーン、「何とか格好を付ける」を人生訓のひとつとする私は部屋を飛び出し走ることになったのです。

 学生時代は柔道部、ランニングとてもマラソン大会でヒーコラ走った8キロが関の山。真っ直ぐ進むことすらままならない状況で、5キロでお腹いっぱいな8月の私。「この8倍か…」と痛んだ太腿をさすりながら悔恨、絶望、怨嗟、ディストピア、さまざまな言葉が思い返されましたが、現在では「この2倍か…」まで何とか希釈され、いわゆるひとつの“ランニングの楽しみ”というものの一端を覗けるようになったわけです。それに伴って、来年のホノルルマラソン出場、再来年の石垣島トライアスロン出場という大それた目標も、どのツラ下げてかブチあげることができたのでありました。


 思えば禁煙、久しぶりのひとり暮らし、自炊生活と環境が大きく変化した今年。何か一発ピリオド打っとけや、というお天道さまのお達しなのかもしれませんね。


 我がエルマガジン社からは、SAVVYにランニング連載を持ち、今月23日発売のそれに「今月の走行距離4.5キロ」と臆面もなく書き飛ばしたP嬢、そして対面に座るフルマラソン完走歴6回の山男、T副編集長。ナチュラル・ボーン・せんとくんこと私・藤本のレベルが違い過ぎる3人で出場いたします。

 5キロ付近・千日前通の坂道にペース乱され、15キロ付近・御堂筋で銀杏蹴散らし、25キロ付近・通天閣で腿裏に違和感を覚え、35キロ・北加賀屋でオカンの声援にココロ折れ、最後の難関・南港大橋で泣き叫び、ゴールのインテックス大阪でアテネに倒れた兵士のごとく、ぷっつりコト切れる私の姿が見られるかと思います。
 そして、何とゲストランナーのヘッドライナーは中山竹通さん…! 宋兄弟や瀬古選手、谷口浩美さんならテンションもあがるというものですが、お暇な方、お近くの方は是非野次のひとつでも飛ばしてやってください。残酷な私の表情を、どうぞ小さな子供さんにはお見せになりませんように!



 えぇ、例の岡田監督にそっくり、坂田師匠の「よいとせのこらせ」でゴールしてみせましょう! プリーズコールアンレスポン、エビバディセイ「そらそうよ!」「SORASOUYO!」

 では、また。
 
 




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